【考察】フェアトレードって本当に意味あるの ① 

【考察】フェアトレードって本当に意味あるの ① 

こんにちは。でぇーちさん(@daichioka)です。

アフリカ・ジンバブエよりお届けしています。

 

今回は「フェアトレード」についてのお話です。

最近、仕事でフェアトレードに関する調査を行っていました。色々本を読んで、人に話を聞いて、ちょっと勉強しました中で感じたことなどを書いてみようかなと思います。

発展途上国で生活していると、貧困や労働搾取などの問題はより身近なものとして感じることがあります。

こういった国と日本をつないでいるモノの一つとして、フェアトレードというものがあり、日本でも近年認知度が高まって来てますね。

そもそもフェアトレードとは?

そもそも、一口にフェアトレードと言ってもその形も考え方も様々なので、どれか一つが正しいわけではなく、定義することは難しいようです。

まあ、「公平な取引」ということなので、途上国等の立場の弱い労働者が不正に不利益を被らないように、という事なのですが、途上国の人に現金収入を得る機会を与える手段として使われている場合もあります。

一般的には、危険な作業、不当に低い賃金、児童の労働など、劣悪な労働環境で働いている人がいる中で、先進国の私達はその恩恵で豊かな暮らしをしている。それはおかしいんじゃないのか?というやつですね。

日本だと、スタバとか、イオン系のマックスバリュとかがフェアトレードの取り組みをしているようですね。コーヒーやチョコレートなんかが多いのではないでしょうか。

 

コレってフェアトレードなの?

フェアトレードで検索を掛けてみると、アフリカ等のクラフト製品や布、服、アクセサリーなどいっぱい出てきます。こういうのはどちらかと言うと、現地生産者に収入を得る機会を作る手伝いをしようという試みが多いようですね。

現地で生産しているものを日本でも売ってみよう。つまり、販路を広げよう、というものです。昔、NGOでボランティアをしていたとある女性が、プエルトリコの刺繍製品を買い取って身近な人に販売したのがフェアトレードの始まりと言われていますが、コレに近い感じですね。「新規参入促進型」と言われるそうです。

で、僕、ちょっと気になるんですけど、こういう途上国の製品が何でもかんでも「フェアトレード」って謳われて売られている気がするんですよね。

実は、ジンバブエの伝統楽器である「ムビラ」もフェアトレードという肩書き付きで販売されています。

ムビラというのはコレです。

 

ジンバブエでもムビラの価格はピンキリですが、割と質のいいムビラを買うと100ドル程度、と聞いています。でも、そのフェアトレードのムビラは2~3倍の価格で売られているんですよね・・・

同じように、え?こんなに高いの?というような製品、結構あります。

個人的には、日本で売れれば現地生産者の稼ぎになるし、別に問題ないと思いますが、消費者は何を思って買うんですかね。

最近では「フェアトレード製品だから」という理由で商品を選ぶ人も増えてきているようです。

フェアトレードは消費者が普段の生活の中で、気軽に、出来る範囲で世界の貧困や労働問題を解決する役に立てる方法ではあります。

少しイヤな言い方をすると、「手軽にいいことをして、いい気分に浸れる」ということですね。もちろん、その製品自体に価格の価値を感じているなら別ですけど。

 

フェアトレード製品ってやっぱりちょっと割高で、それでも「役に立ちたい(もしくは、自分が気持ちいい気分になりたい)」と思って、わざわざ割高な製品を買う人もいる訳ですよ。

でも、フェアトレードを謳って販売しているけど、現地の状況や売上の内訳とかを公表、発信していない所も結構多いんですよね。

僕が言いたいのはですね、だったら「バラマキ」の支援と同じじゃん、という事なんです。

フェアトレードの名を使えばそれだけで商品を買ってくれる人がいて、その売上がどのように使われているのか、というか、本当にフェアトレードなのかどうかすら気にしている人が一体どれくらいいるんだろうなって思うんですよ。

 

別に誰も損しないから目くじら立てるようなことではないかも知れませんけど、フェアトレードの名前を使う以上は、売上や利益の内訳や現地の人がどんな風に困っているか、などを発信したり、知ろうとする義務があると思うんですよね。

じゃないと、募金と同じになっちゃうよって事です。

 

長くなるので、次回に続きます。

次回はフェアトレードの抱える問題点などと関連付けて、書いてみようと思います。

フェアトレードを調べるにあたって読んだ書籍①


フェアトレードのおかしな真実――僕は本当に良いビジネスを探す旅に出た

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